Portishead "Third"
「いやだ、格好いいー」と思わず言ってしまった私。(「いやだ」は愛を込めた驚きの意味) ポーティス漬けのゴールデンウィークをお過ごしの方も多いと思われますが、いいですね。 正直、過去の作品はもう聞いていなくて、ブリストルという言葉にもトキメキを感じなくなっていたのに、ラジオで彼らの音を初めて聞いた時のあの感覚が呼び起こされてしまった。 「…このアルバムではサンプリングしていないんだ。自分達で演奏してから、それを切ったり、貼ったり、エディットしてるんだ」 キーパーソン的存在のジェフ・バーロウが言う。 どう料理してもポーティスヘッドらしさみたいなものはそのまま。神経症ぎりぎりのベスの声も健在、それぞれの音が絶妙なバランスで絡まり合う様は素敵過ぎ。ドラムが良いっ。10年は長かったけれど、このアルバムを聞いた途端、そんなことどうでも良くなって。 M6のWe Carry on が大好き。Siouxsie and the Banshees(スージー・アンド・ザ・バンシーズ) でロバート・スミスが弾いていたギターみたい。 もっともっともっともっと聞いていたいーと身悶え級のアルバム。(笑) Beth Gibbons & Rustin Man "Out of Season"について過去に書いてます。 http://blog.livedoor.jp/maribinoche/archives/4310806.html #
by allisfulloflov
| 2008-05-06 11:09
| 音楽・映画・TV
エキサイトブログのネームカード(名刺)というものをやっと作りました。(右下)ちょっと面白いツール(?)かもしれない。エキサイトブログの方々、名刺交換して下さいね。
それから現在、洋服屋のウェブサイトをリニューアルしています。(あ、私は洋服屋です)何年ぶりでしょう。オンよりもオフ(オーダーメイド)で手一杯でなかなか時間が取れませんでしたが今年は頑張らないとなーと。しかし…もう上半期が終わってしまいますよ。(苦笑)より親しみ易く分かりやすいショップサイトにしようと思っています。さて。 今日の1枚 Arc Lab "The Goodbye Radio" カナダ、トロントのArc Labことmedard fischerの3rdアルバム。この人好き、告白しちゃいます。(笑)より多くヴォーカルをフィーチャーしていると聞いていたのですが、エレクトロポップ化加速?2nd,1stと聞いて恋心は募っていたのだけれども、このアルバムもかなり好き。 マイスペ http://www.myspace.com/arclabmusic ライナスレコードさんのレコメンド http://www.linusrecords.jp/recommend/2008/0425/ 過去関連ブログ http://blog.livedoor.jp/maribinoche/archives/50909971.html #
by allisfulloflov
| 2008-05-05 11:04
| 音楽・映画・TV
窓から初夏の匂いがちゃっかり入り込んでいる。
春の前でまだ私は立ち止まっているのに…気持ちがついていけないじゃない? 子供の頃から感じていた季節の匂いはいつも同じ。 どんどん去っていく時と去っていく季節と増えるばかりの思い出を…どうしよう。 映画『善き人のためのソナタ』を観る。ずっと気になっていて、そしたらいつのまにか家人がレンタルして来ていた。イギリス映画に次いでドイツ映画も好き、そんな気持ちを確かにした映画。 映画が始ってすぐに重い空気に包まれたような心もちになる。この感じはポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキの映画を観た時と似ている。東欧の闇みたいなものかな。そしてその重さみたいなものがまんざら嫌いな訳でもない。 社会主義とか国家とか政府とか…結局、何を守りたかったのか? 時折、男女の親密なシーンを交えながら不穏な緊張感に支配されてストーリーは進んでいく。監視する側と監視される側を見つめながら、だんだん胸が締めつけられていく。思わず部屋中を見回してしまった私、画面から溢れているかのような監視という恐怖、監視されているかもしれないという恐怖、その恐怖で押し潰されるような感覚。考えてはいけない、知ってはいけない、考えたり知っていることを口に出してはいけない、もしかして幸せになってはいけない? ただ、恐怖を見せつけるだけの映画ではなくて、クライマックスからラストへの展開が秀逸。その愛にその苦しみにその悲しみにそのピアノの音によって覚醒していく彼(ウルリッヒ・ミューエ演じるヴィースラー大尉)の姿が愛しくて、忘れられない人となる。 劇作家ドライマンを演じたのは『トンネル』(2001年ドイツ、これもいい映画でした)に出演していたセバスチャン・コッホ、その同棲相手の舞台女優クリスタを演じたのは『マーサの幸せレシピ』(2001年ドイツ、この映画も好き)主演のマルティナ・ゲデック。 Amazonのレビュー 『善き人のためのソナタ』 今日の1枚 Stina Nordenstam "Memories of a Color" スウェーデンの歌姫、スティーナ・ノルデンスタムの1991年リリースの1stアルバム。 今頃ふと聞きたくなるアルバム。 http://www.stinanordenstam.net/ #
by allisfulloflov
| 2008-04-24 16:50
| 音楽・映画・TV
「オレ今、バンプにすっげぇハマってる」
(訳すると「僕は今、バンプオブチキンがとても好きです」) 母親の顔を見るなりそう話す息子(1992年生まれ)が約1名おりますです。仲間だと思われている気がしないでもない今日この頃。(笑) 夕べ、キッチンに降りていくとそんな息子がスマスマを見ていて、聞き覚えのある曲をバックに昔アイドルでした風の外国人のおネイさんが画面に映っていました。曲はすぐに「ロックバルーン」と分かった私、息子に「この人ネーナ?」(実は顔を見たことがない私)と聞くと息子「うん」私「ロックバルーンの人よね?ドイツの人よね?」(国籍は知っている)息子「うん、ねぇCD持ってない?」私「持ってない」とここまで話しながら爆笑してしまいました。かれこれ私が大学生の頃ですよネーナって。なんでいるの?それに加えて、吾郎君がピンクのテクノヘアにヘッドホンマイクをしていて、うーんうーんと私の脳内を数秒を駆け巡る記憶…「これはCCBだわ」と言うと息子「そうそう」と返事、なんでキミが返事してるの。(笑)私「CCB知ってるの?」息子「うん」。バラエティ番組を全く見ない人(私)なので今の芸能界で何が起きているのか分かりませんが、NENAはともかくCCBは今も生存しているんですか?(私の中ではなぜかイリアとセットで記憶されている) しかし息子と80'sミュージックの話しをするとは夢にも思いませんでした。息子、「ロックバルーン」がいたく気に入った様子。でも私は持っていない…(笑)それにしてもCCBねぇ。(NENAとCCBを知らない方失礼致しました) そこで検索の旅に出てみました。私が「ロックバルーン」と認識していたこの曲、正しい曲名は「ロックバルーンは99」だったんですね。(知らなかった) NENA http://music.goo.ne.jp/artist/ARTLISD47730/index.html C-C-B http://www.universal-music.co.jp/ccb/ 懐かしいというよりも驚きの方が大きかった出来事でした。 てんてんてん... 今日の1枚 Feedle "Leave Now for Adventure" まずは聞いて下さい、マイスペ↓ http://www.myspace.com/feedlemusic UKのGraham Clarke a.k.a. Feedleのアルバム。 昨年、CDレンタル屋さん(高円寺の)の更新(あまり借りていないんですけど)に行った時に店内で流れていて、耳が立ちました。これがなんともきらびやかなポストロックというかエレクトロニカというかエクスペリメンタルというか、とにかく良くってリードトラック(マイスペの1曲目)は一瞬喧しい(笑)感じもあるのですが聞いているうちにそのノイジーな音の洪水が気持ち良くて引き込まれてしまいます。Song For Dogs、Song For Catsなんてタイトルの曲があったり… CCBの話ししている場合じゃないですって。(笑) #
by allisfulloflov
| 2008-04-22 10:36
| 音楽・映画・TV
春まっただ中、庭の紫木蓮が満開です。お元気ですか?
いきなりですがコレ買ってしまいました。(笑)好きだったのです、10年前? 月日は流れ…私の知らないうちに1夜だけ復活していたそうな。 いやーかなり良かったです、はい。(笑) みんな大人になりましたね〜相変わらずヴォーカルR氏のナルシストぶりには見ている方が赤面してしまいそうでしたが、今回の声はとても良かったと思います。(解散時の声はあまり好きじゃなかった) 特に5人の中でinoran氏がとぉ〜っても(笑)素敵でした。(sugizo氏は宇宙人ぶりがアップしてましたね) 以前からinoran氏のギターが好きでしたが、うーん、やっぱり格好良いっ!(本当はルックスも←それかい)又、惚れ直しそう、はは。1曲1曲を丁寧に演奏する彼らの姿に胸きゅん。いえ、まぁ、春なので。(笑)あ、他のヴィジュアル系のバンドには全然興味ないです。 この人がinoran氏。 てんてんてん... それから映画もぼちぼち見ています。 『ナイロビの蜂』(2005年、イギリス)、この映画がとても印象深かったです。 レイフ・ファンイズのファンなのですが(またかい)、やっぱり彼がいい。『嵐が丘』『シンドラー〜』『イングリッシュ・ペイシェント』『情事の終わり』…どの映画の彼も本当に良くて、そしてこの『ナイロビの蜂』ではさらに好演しています。ストーリーもキャストもシーンの編集も個人的には満足度の高い映画でした。前半ではテッサ(レイチェル・ワイズ)の眩しいほど強く美しい姿が印象的、後半ではジャスティン(レイフ・ファインズ)の深い悲しみ、憤り、そして彼がテッサの元へと旅立つ姿が心の奥深くに刺さるような余韻となり逃れられなくなります。ジャスティンが二人の幸せな日々を追想するシーンがとても美しく哀しく…実はある意味とても恐い映画なのですが。 こちらもどうぞ。 http://www.walkerplus.com/movie/special/nairobi/?identifier=pickup1 & 長くなりましたが最後に今日の1枚 MONOCEROS "Tales For Silent Nights" スペイン、バルセロナのJoan Male氏によるMonocerosの昨年リリースの2ndアルバム。1stとともに大好き。ジャケットもきれい。 #
by allisfulloflov
| 2008-04-21 16:11
| 音楽・映画・TV
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