●アンソニー・ミンゲラ監督作品 映画『こわれゆく世界の中で』(2006年、イギリス/アメリカ)
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確か昨年、近所のTSUTAYAでこの映画のポスターを見かけて、とても観たいと思っていた。アンソニー・ミンゲラ監督(3月に急逝)の遺作になってしまった映画『こわれゆく世界の中で』。メインキャストはジュード・ロウ、ロビン・ライト・ペン、そしてジュリエット・ビノシュ。

アンソニー・ミンゲラ監督と言えば『イングリッシュ・ペイシェント』、『リプリー』、そして『コールドマウンテン』。『イングリッシュ・ペイシェント』は当時、アカデミー賞で話題になっていて、私はアカデミー賞なんて全然興味がなくて…そうしたら、ラジオである人が『イングリッシュ・ペイシェント』を絶賛していて、どうしようもなく気になって有楽町に観に行ったのが、アンソニー・ミンゲラ監督作品との出会いだった。レイフ・ファインズを好きになったのもこの映画だったかな?(←余計)この映画でもジュリエット・ビノシュが好演していて、主役を引き立てつつ、好感を持てる存在感が印象的だった。本当の意味でフランスの女優からどの国でも通用する大女優になった映画だったと思う。

『こわれゆく世界の中で』、原題はBreaking and Entering。

“現代のロンドンを舞台に描かれるのは、ふたりの対照的な女性の間で真実の愛を求めてもがくひとりの男の《心の旅》。”

こんなレビューがあったけれど、これではまったく薄っぺらな表現で、男とか女を超えたところの人間愛を描いていると思う。言葉で伝え切れないものが沢山詰まった映画。

「泥棒に入られた、オフィスが数回狙われた、何かが壊された、窓だけじゃない、破壊にはいい面もある、“習慣の打破”とか、もしかしたら窓を直す前にもっと壊すべきかも」

ジュード・ロウ演じるウィルがこう語るシーンがあって、この台詞にこの映画の全てが集約されているような気がする。過去の映画に比べると、とてもコンパクトに纏まった映画だけれども、とてもとても深い。いつもながら丁寧な作りで、何度も何度も観たいと思わせる。ミンゲラ監督の遺作に相応しい作品だと思う。

音楽は作曲家ガブリエル・ヤレドとアンダーワールドによるコラボレーション、そしてエンドクレジットでは、Sigur Ros "Takk..."の"Se lest"が流れてきて(びっくり)…深い余韻と"Se lest"なんて反則、泣きそう、いえ本当は少しだけ泣いてしまった。

『こわれゆく世界の中で』
http://www.apple.com/jp/quicktime/trailers/buenavista/breakingandentering/
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by allisfulloflov | 2008-09-03 16:27 | 音楽・映画・TV
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