部屋で探し物をしていたら、昔買った安物のアンティーク風な腕時計が出てきて、普段使いにいいかもと思い、高円寺の時計屋さんで電池を入れ替えてもらう。動き出した小さな秒針が、とても愛おしく感じられて。後日、その時計のチェーンがはらっと切れてしまい(はらっという感じだった)、又、時計屋さんに行って修理をお願いした。修理代はなんと500円…安い。雑貨屋さんで買った玩具みたいな時計なのに、大事に電池を入れ、修理してくれる姿に感動。
その時計屋さん、かなり古いお店だと思われ、御年配の男性の方ともう1人、職人と言うか技術者というプライドを持って仕事してますなオ-ラを醸し出している60歳くらいの男性との二人が静かに仕事をしている。時計はもちろん、宝飾品(アクセサリーと言うよりも)も陳列されていて、全てがアンティークに見えるような古い商品で、つまりはあまり商品が売れているようではなく、その時計屋さんの中で昭和がとどまっているようで不思議な気分になってしまう。それがそう悪くなくて、いえ、実はとても面白い。時計の調整が終わるまで、レトロなネックレスやブローチ、指輪などを眺めながら、かつてこの時計屋さんで素敵なドラマが生まれたこともあったのだろうと思い、少しだけ切なくなった。 役割を終えたような感じもあるのは否めない、でもできるだけ長く在り続けて欲しいと思う。 今朝の音楽 Juana Molina "tres cosas"(2002) このアルバムが一番好きかな。 Juana Molina Official site http://www.myspace.com/juanamolina
by allisfulloflov
| 2010-07-17 10:11
| エトセトラ・音楽
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